福岡市 清武建設 オールアース住宅 シックハウスと電磁波過敏症を抑える木の家 福岡市 健康住宅。
測定値による分かりやすい説明をおこなっています。

シックハウスかな?🤔と思っていた不調が、
じつは「電磁波過敏症」の場合もあります📡
電磁波過敏症は、シックハウス症候群と
よく似た症状があらわれることがあります🤒
だからこそ、健康的な家づくりを考えるときは、
「素材」や「間取り」だけでなく、
コンセントや配線、家電の使い方など
“電気とのつき合い方”も大切です🏡💡🌿
からだにやさしい暮らしは、
電気のことまで一緒に考えるところから始まります✨

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電磁波を“ほどよく”減らす家づくり
オールアース住宅も含めた、現実的な選択肢の整理
(清武建設作成の小冊子より抜粋☟)



最近、「電磁波の少ない家をつくりたい」「子どもの為に対策したい」というご相談が増えています。
その解決策として、オールアース住宅(電磁波吸収シートを貼る工法)という考え方です。
(清武建設作成の小冊子より抜粋☟)

一方で、世界保健機関(WHO)や国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)は、
ガイドラインを下回るレベルの電磁波と健康影響について、明確な害は確認されていないという立場です。(しかし、長期的に影響がある場合は不明だと思います。)

ICNIRPは、低周波の電場・磁場(配線や家電など)から、高周波(Wi‑Fi、携帯電話、5Gなど)まで、
周波数ごとに「安全と考えられる上限値」を定めています。
つまり現時点では、
「直ちに健康被害が出る状況ではないが、長期的には不安が残る状況」
というグレーな状況です。

この記事では、
- 間取りや配線計画でできるベーシックな対策
- その一歩先の選択肢としてのオールアース住宅
を、ひとつのストーリーとして整理してみます。

1. 家の中の電磁波はどこから来る?
ざっくりと家づくりに関する範囲だけ整理します。
低周波(ELF・LF:50/60Hz〜)
主に 「電気配線や家電」から出る電場、磁場です。
- 分電盤・屋内配線
- IH・エアコン・冷蔵庫・洗濯機などの家電
- 太陽光発電や蓄電池のパワーコンディショナ など
日本の集合住宅での測定では、配線の取り回しや床・壁との距離によって、
室内の低周波磁場レベルが大きく変わることも報告されています。
高周波(RF:kHz〜GHz)
こちらはいわゆる「電波」です。
- 携帯電話・スマホ
- Wi‑Fiルーター、Bluetooth
- 携帯基地局
- 電子レンジ など
ICNIRPの2020年ガイドラインは、5G・Wi‑Fi・携帯電話などを含む
100kHz〜300GHzの高周波電磁波について、安全な上限値を示しています。

2. まずは“間取り”でできるベーシックな対策
オールアース住宅のような工法に行く前に、
間取りレベルでできることを押さえておくと、無理のない対策になります。
① 分電盤・パワコンと居室の関係
- 分電盤やパワーコンディショナは、電流が集中しやすい場所
- そのすぐ裏が主寝室、子ども部屋の枕元…という配置は避けたいところ
おすすめの考え方
- 分電盤・パワコンは
→ 玄関土間・収納・ガレージ・廊下など
「長時間じっとしない場所」側に配置 - 主寝室・子ども部屋からは、できるだけ距離をとる
② 「電気のうるさいゾーン」と「静かなゾーン」を分ける
- キッチン(IH・電子レンジ)
- ランドリー(乾燥機・洗濯機)
- ガレージ(EV充電)
- 設備スペース(エコキュートなど)
こうした高負荷家電が集まるゾーンと、
「長く過ごす寝室や書斎ゾーン」を、距離で緩やかに分ける間取りを意識します。

3. 配線・コンセント計画でできること
① 「電気のコア」をまとめる
設計のイメージとしては、
家のどこかに“電気のコア(集中ゾーン)”をつくり、
そこから静かな生活ゾーンを少し離す
という考え方が分かりやすいです。
- 分電盤・パワコン・エコキュート・EV充電設備
- 冷蔵庫や電子レンジなど大物家電のコンセント
これらを近接したエリアにまとめ、
寝室より離すことで電磁波の影響を減らします。
② 枕元コンセントを見直す
「枕元にコンセントを付けてスマホ充電」はとても一般的ですが、
電磁波が気になる方には、少し工夫すると安心です。
- 枕元ではなく、ベッドの足元側の壁にコンセントを寄せる
- ベッドサイドテーブルの位置を想定し、そこから届く位置に計画する
これだけでも、
「頭のすぐそばに電源タップが山積み」という状態を避けやすくなります。

4. Wi‑Fiと有線LANの“ほどよい”付き合い方
① 有線LANを前提にして、Wi‑Fi依存を減らす
Wi‑Fiなどの高周波電磁波についても、
ガイドラインを守っていれば健康影響は確認されていませんが、
「子ども部屋には機器を置きたくない」という感覚はよくあります。
そこで設計段階から、
- リビング
- 書斎・ワークスペース
- テレビまわり
- 必要に応じて主寝室
などに有線LANコンセントを用意しておくと、
- 固定的に使うPCやTVはLANケーブルで安定
- Wi‑Fiは「持ち歩く機器用」に、必要最小限の出力・エリアで運用
といった“ほどよい付き合い方”が可能になります。
② ルーター置き場所を設計
- 廊下
- 階段ホール
- 収納内部(熱ご注意)
など、「長時間じっとしない場所」に
ルーターや中継器を置けるよう、コンセントとLAN配線を計画しておきます。
タイマー付きコンセントやスマートプラグを組み合わせれば、
夜間自動OFFなども簡単に実現できます。

5. オールアース住宅という“ワンランク上”の電場対策
ここからが本題のひとつ、オールアース住宅です。(下記写真)
上で見てきた「間取り」「配線」の工夫をベースに、
さらに室内全体の電場を下げる工法と考えるとイメージしやすいです。

オールアース住宅とは?
一般的に「オールアース住宅」とは、
- 床や壁の中に導電性のあるシート(上記写真の緑のシ-ト)施工
- それをアース(接地)につなぐことで
- 屋内配線などから発生する低周波の電場を下げる
ことを目的とした住宅を指します。
福岡市(筑前町)内では、㈱清武建設が最初に取り扱い、経験豊富。
施工前に数百V/mあった室内の電場を、施工後には十数V/m以下まで下がります。(お客様は、測定に立ち会っていただきます。)

何に効いて、何には効かない?
よく誤解されますが、オールアース工法などが主にターゲットにしているのは
- 低周波の「電場」(屋内配線などから出るもの)
であって、
- 「磁場」(大電流が流れるときに強くなる)
- Wi‑Fiやスマホなどの高周波電波
を直接減らすものではありません。
そのためオールアース住宅であっても、
- 分電盤やパワコンと寝室を離す
- 高負荷家電との距離をとる
- Wi‑Fiの置き場所や使い方を工夫する
といった間取り・設備計画上の配慮は引き続き重要です。
メリットと注意点(設計者目線)
オールアース住宅のメリットの例
- 夜寝ている場所まわりの“静かなすっきり感”を重視したい人には、分かりやすい提案になる
- 測定器でビフォー・アフターを確認できるため、
「やった感」だけでなく数値での納得感を出しやすい - 新築だけでなく、専用パウダーなどを使ったリフォーム向け商品もあり、
既存住宅での電場低減を図る事もできます。

6. 一般的なシールド材との違いと、上手な線引き
オールアース住宅と合わせて語られがちなのが、
- 電磁波シールド塗料
- シールドクロス(壁紙)
- シールドカーテン
などのシールド材です。
これらは、特定方向から来る電波を反射・吸収してレベルを下げる
ことを狙った建材・製品ですが、注意点も多い分野です。
- 施工方法やアースの取り方によっては、
別方向に反射してかえって電波が偏る可能性もある - 携帯電話やWi‑Fiがつながりにくくなり、
生活の不便を招く場合がある - 性能や対象周波数が製品によって大きく異なり、
一般の方には選択が難しい
オールアース住宅は主に低周波の電場に的を絞った仕組みで、
シールド塗料などは高周波の電波も含めた広い周波数をターゲットにする場合が多い、
という違いがあります。
個人的には、
- Wi‑Fi置き場、屋内配線された壁、床から0.5M程度、離れた位置にベット、机を置く
- 上記は現実的に無理な場合に、オールアース住宅などの電場対策工法を検討
- 特殊な立地(高圧線の至近・基地局の真横など)で必要性が高い場合に限り、
携帯電話の電波障害が発生する前提で、シールド材の採用を検討
という三段階の優先順位で考えるのが、現実的だと感じています。
7. 家づくりの現場で使えるチェックリスト
打合せや図面チェック時に使える、簡易チェックです。
計画段階
- ☐ 分電盤・パワコン・EV充電器、その配線箇所より、ベットを0.5M程度離して設置(二階にベットがある場合は、床下配線から0.5M離れることは不可能です。)
- ☐ 寝室の上下・左右が「高負荷家電ゾーン」になっていない
- ☐ 枕元付近にコンセントが集中しすぎないよう計画した
- ☐ リビング・書斎・テレビまわりに有線LANを計画し、Wi‑Fi依存を減らせるようにした
- ☐ ルーター・中継器を「長時間いない場所」に置けるコンセント/LAN位置になっている
- ☐ 電磁波への不安が強い場合、オールアース住宅(清武建設で施工)を検討。

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