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福岡の工務店&木造専門 設計事務所 福岡市 ㈱清武建設 1級建築士事務所

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福岡で家を建てる・自然素材回帰の大空間注文住宅

昨今、グレーを基調とした無機質空間が人気ですが、人間は無機質な空間よりも、有機的な空間の方が心理的・生理的に深く落ち着く、とされております。

これには、人間の本能や感覚器の働きが大きく関わっています。空間が人に与える影響について、いくつかの視点から紐解き、ワンポイント、脱無機質的な素材を取り入れた施工事例を掲載します。

1. バイオフィリア(自然回帰)の法則

人間は進化の過程のほとんどを自然の中で過ごしてきたため、生来的に「自然とのつながりを求める本能(バイオフィリア)」を持っています。

  • 無機質な空間(コンクリート、鉄、直線、均質な新建材): 緊張感、集中力、洗練された印象を与えますが、長期的には交感神経を刺激し、疲れやすくなる傾向があります。
  • 有機質な空間(無垢材、土壁、職人の手仕事、曲線): 副交感神経を優位にし、心拍数を落ち着かせる効果があります。

2. 「1/fゆらぎ」と五感へのアプローチ

有機的な空間が落ち着く最大の理由は、空間内に「自然な不規則性」が存在するからです。

  • 視覚のゆらぎ: 木の目や、左官職人がコテで仕上げた壁の陰影には、自然界特有の「1/fゆらぎ」が含まれており、これが人の目に極めて優しい刺激となります。
  • 触覚と嗅覚: 大工の技術が活きた木の温もりや香り、自然素材が持つ調湿効果は、肌に触れたときの熱の奪われ方(熱伝導率)が低く、理屈抜きに「ホッとする」感覚を生み出します。

3. 健康と安心感の土台

本当に落ち着く空間とは、見た目だけでなく「身体がストレスを感じないこと」も重要です。 例えば、どれだけデザインが良くても、空気が淀んでいたり、目に見えない人工的なストレスに囲まれていると、心底くつろぐことはできません。住まい手の健康を第一に考え、身体の電位を整えるような見えない部分への配慮や、安全な構造の上に成り立つ有機的な空間こそが、真の安らぎを生み出します。

建築における「最適解」のバランス

とはいえ、すべてを有機的にすれば良いというわけでもありません。

建物の骨格や安全性には強固な技術を用いりつつ、人が触れる内装には「匠の心」が宿る手仕事を残す。例えば、3.9メートルの高い天井で開放的でダイナミックな空間(少し無機的でスケールの大きな要素)を作りつつも、そこにや無垢材の要素を取り入れることで、空間のメリハリと圧倒的な「居心地の良さ(落ち着き)」が両立します。

構造の確かさと、職人の手による有機的な温もりが交差する場所に、人は最も魅力を感じるのではないでしょうか。