【整理収納アドバイザー】福岡市注文住宅建築設計
整理収納しやすい家は「新築時の設計」でほぼ決まります 🏠✨
建築士ダイレクトに聞く、片づけやすい間取りのつくり方

🧺 なぜ「新築時」に整理収納を考えるべき?
「収納はあとで家具を買えばなんとかなるかな?」
そう思って新築すると…
- いつも玄関がごちゃつく
- リビングに“とりあえず置き”のモノが増える
- クローゼットはパンパンなのに、必要なものがすぐ出てこない
という状態になりがちです 💦
建築士としてお伝えしたいのは、
片づけやすさ=“間取り”と“動線”でかなり決まる
ということ。
つまり、新築の設計段階で「モノと人の流れ」を一緒に計画することが、
その後の暮らしをラクにしてくれます。

🚶♀️「人の動線」と「モノの動線」をセットで考える
整理収納しやすい家づくりのキーワードはこの2つです。
- 人の動線(どんな順番で家の中を移動するか)
- モノの動線(モノがどこから入って、どこに落ち着くか)
例:帰宅〜くつろぐまでの動線を考える 👞👜
ありがちな失敗は、
玄関→リビングに直行→バッグとコートをソファにポン…のパターン。
これを避けるためには、
動線上に「モノの一時置き&定位置」を組み込んだ間取りにします。
理想の流れイメージ:
玄関
↓
玄関収納・土間収納(靴・外遊び道具・アウトドア用品)
↓
ただいまクローク/ファミリークローゼット(コート・バッグ・学校の荷物)
↓
洗面(手洗い・うがい)
↓
LDKでくつろぐ
このように、
「通るついでに片づく」動線を設計しておくと、
自然と散らかりにくい家になります ✨

🏠 エリア別:新築時に考えておきたい収納ポイント
1️⃣ 玄関まわり:外のモノは家の中に持ち込まない 🚪
玄関がごちゃつく理由は、
靴以外のモノ(傘・ベビーカー・アウトドア用品・部活道具など)が
行き場を失っているからです。
新築時のおすすめ:
- 土間収納(シューズクローク)を玄関横に計画する
- 玄関から“直に入れる”位置にする(ぐるっと回り込まない)
- 可動棚で高さを変えられるようにする
- 上着用のポールハンガーを1本つくる
「外で使うモノは土間で完結」できると、
玄関ホールがいつもスッキリ見えます 👀✨

2️⃣ キッチンまわり:ストックと日用品を一括管理 🍳🧂
キッチンは
・調味料
・乾物
・飲み物
・キッチン家電
・ゴミの一時置き
など、モノの種類がとても多い場所です。
パントリー収納を新築時に計画するメリット:
- 買い置きの食材や日用品をまとめて管理できる
- 「どこに何があるか」が一目でわかる
- キッチン背面に並べきれない家電もすっきり置ける
ポイントは、
- キッチンから1〜2歩で届く位置にする
- 奥行きは40cm前後の浅めを基本に(深すぎると“行方不明ゾーン”に)
- ゴミ袋・ティッシュ・洗剤など「ストック類」もここに集約する
「ここを見れば在庫がわかる」場所を
最初からつくっておくと、ムダ買い防止にもなります 🛒

3️⃣ 洗面・脱衣・ランドリー:家事動線をコンパクトに 🧼👕
洗濯まわりの動線が長いと、
洗濯物の山ができやすくなります。
おすすめは、
洗う → 干す → しまう
がワンルーム〜隣り合う位置で完結する間取りです。
新築で検討したいアイデア:
- 脱衣室に「タオル・着替え・下着」を収納できる棚や引き出し
- 室内干しスペース(ホスクリーンなど)の常設
- 脱衣室〜ファミリークローゼットへの一直線動線
ファミリークローゼット👨👩👧👦をつくると、
- 家族全員の普段着を一か所に集約
- 「各部屋に運ぶ」手間がなくなる
- 服の管理がラクになる
など、整理収納の大きな味方になります。

4️⃣ リビング:見せる収納と隠す収納のバランス 🛋📚
家族が一番長く過ごす場所だからこそ、
「モノが集まりやすい」のもリビング。
新築時に考えておきたいこと:
- テレビボードまわりに、リモコン・ゲーム・配線類をしまえる収納
- 子どものおもちゃコーナー(1〜2か所に“エリアを決める”)
- 書類・郵便物・学校プリントの“定位置”をつくる
- 壁面のニッチ+可動棚
- デスクコーナー+ファイル収納 など
ポイントは、
- 「毎日使うモノ」は“手を伸ばして届く高さ”に
- 「たまに使うモノ」は高めの棚へ
- オープン棚と扉付き収納を組み合わせる
スッキリ見せたいものは扉の中へ、
お気に入りの本や雑貨はオープン棚へ並べると、
“生活感は隠しつつ、自分たちらしさ”も楽しめます ✨

📏 収納は「量」と「サイズ」も設計する
整理収納しやすい家にするには、
単に「収納の数」だけでなく、中身のイメージまで決めておくことが大切です。
新築前にやっておくと良いこと ✍️
- 今の家にあるモノを大まかにリストアップ
- 服の量(家族別・季節別のざっくり枚数)
- 本・書類・ゲーム・趣味の道具
- キッチン家電の数 など
- 「どの部屋で使うモノか」を書き出す
- 1日のタイムスケジュールと動線をざっくりメモ
それをもとに、建築士と一緒に
- 棚の奥行き(例:衣類は45cm、本は30cm前後など)
- ハンガーパイプの長さ(何枚かけたいか)
- 棚の高さピッチ(収納するモノの高さに合わせる)
まで具体的に決めていくと、
引っ越し後に「入らない…」という失敗がぐっと減ります 📦
🔁 将来の変化も見越した「可変性」を持たせる
家族構成や暮らし方は、10年・20年で変わります。
- 子どもが小さいうちは、おもちゃ収納が多め
- 成長すると、勉強道具・部活道具へ
- 子どもが巣立った後は、趣味のモノや仕事部屋へ
この変化に対応できるよう、
- 可動棚にしておく
- 1部屋を「将来仕切れる」ようなプランにしておく
- 収納内部はシンプルな箱型にしておき、中のラックやケースで調整する
など、変えられる余白を残した設計にしておくと安心です 🌱

🗣 建築士ダイレクトに聞いてほしいポイント
間取り打合せのとき、
こんなことを遠慮なく“ダイレクト”に聞いてください 👇
- 「この動線だと、帰宅後のバッグはどこに置く想定ですか?」
- 「洗濯物をしまうまでのルートを一緒に確認したいです」
- 「今あるこの量の本・服が、この収納で足りますか?」
- 「将来、こういう暮らし方に変わるかもしれません」
建築士側としても、
暮らし方・モノの量・片づけのスタイルまで共有していただけると、
ぐっと“整理収納しやすい間取り”が提案しやすくなります 💡

✨ まとめ:片づけ上手になる家は「設計」でつくれる
- 整理収納のしやすさは、新築時の間取りと動線の計画で大きく変わる
- 「人の動線」と「モノの動線」をセットで考える
- 玄関・キッチン・洗面・リビングなど、エリアごとに収納の役割を決める
- モノの“量”と“サイズ”をイメージして、収納内部まで設計する
- 将来の変化に対応できる「可変性」も持たせる
家づくりの段階でここまで考えておけば、
引っ越したその日から「片づけやすい暮らし」が始まります 🏡✨
これから新築・建て替えを考えている方は、
ぜひ「整理収納しやすさ」を最初のテーマの一つにして、
建築士にダイレクトに相談してみてくださいね 📲🧺

