外観づくり・福岡注文住宅・福岡市工務店

【間取りが外観を決める】
― 住宅デザインの自然な流れ―

外観は「中から」つくられる
住宅の印象を大きく左右する「外観デザイン」。
しかし実際には、外観は建物の“顔”であると同時に、間取りの結果として自然に導かれるものでもあります。つまり、家の中がどうなっているかによって、家の外の姿が決まるのです。
しかし、外観重視の方もいらっしゃります。その場合は、並行して考える必要があります。

駐車場と玄関の位置関係が起点
まず初めに考えるのは「土地」と「道路の位置関係」。
車を所有していれば、道路に面した場所に駐車スペースを設けるのが自然です。
そしてその駐車場からスムーズに出入りできるよう、玄関は駐車場の近くに配置されます。
この時点で、建物の顔となる正面の大まかな構成が決まってきます。

玄関から始まる生活動線と家事動線
玄関に入ったあと、土間収納(シューズクローク)の有無、
そこから続く洗面室、脱衣室、パントリー、そしてキッチンへとつながる動線は、
家の「暮らしやすさ」に直結する重要な要素です。
このように、生活動線・家事動線を優先して間取りを考えると、水回りの位置も自然と決まっていきます。

LDKは日当たりの良い場所に
リビング・ダイニング・キッチン(LDK)は、できるだけ日当たりの良い場所に配置したいところ。
特に南側や東側は、明るさと開放感を生みやすいため人気です。
この配置により、大きな窓の位置、ウッドデッキの設置、バルコニーの位置などが決まり、
外観にも大きな影響を与えます。

部屋数と広さが最終形をつくる
家族構成やライフスタイルに応じて、希望する部屋数や広さを反映させていくと、
建物の横幅、奥行き、高さなどのボリュームが定まり、
外観の大枠となる形状がほぼ完成します。

外観は“結果”として導かれるもの
「こういう外観の家に住みたい」というご希望からスタートすることも多いですが、
実際の設計では、暮らしやすい間取りの優先が、自分好みの家づくりになります。
