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福岡の工務店&木造専門 設計事務所 福岡市 ㈱清武建設 1級建築士事務所

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55年間の歴史、家づくりの原点

家づくりをおこなう私達の使命

 

社会ニーズ、ライフスタイルの変化に対応し、

様々な施主の要望にお応えできることが、

家づくりをおこなう私達の使命です。

 

また、施主の状況により、

適切な住宅ローンについて、

ご提案できる知識も必要です。

 

社会ニーズ、ライフスタイルの変化

新たな社会ニーズが発生する中で、

施主(住まい手)から発生したニーズではなく、

住宅会社、広告媒体等の都合で変えてしまうことがあります。

 

施主(住まい手)にとって不利益になる、

社会ニーズが多く含まれており、

その事については、

弊社の歴史と合わせて書いてみたいと思います。

弊社の経緯、家づくりの文化

筑前町(旧夜須町)に清武建設の創業者(現会長)は生まれ、

7歳(昭和20年)の時に、終戦を迎えました。

(大刀洗飛行場が近くにあり爆撃機からの襲撃も体験したそうです。)

 

日本全体が戦後の苦しい時代で、高校への進学率が低く、

会長も家計の負担を考え、中学校を卒業し、

大工の「丁稚奉公(でっちほうこう)」へ行きました。

 

「丁稚奉公」とは、親方や兄弟子より 「仕事を教えてもらう?」という事で、

基本的に、給料はありません。「食事」と「寝床」のみ提供されるだけです。

 

何故 「仕事を教えてもらう?」かと申しますと、

「仕事は、見て覚えろ!」といわれる事が一般的な時代で、

無給で働き、今では考えられない環境ですが、昔は当然のことでした。

 

過酷な環境ですが、考え方によっては、合理的で、

「高校」や「大学」は学費が必要ですが、

「丁稚奉公」は、学費無料の「職人学校」といえます。

 

しかし、現在は、「最低賃金制度」が法律で定められ、

「丁稚奉公」という制度は違反になり、無くなってしまいました。

 

「丁稚奉公」のある時代は、半人前だと、賃金が発生せず、

早く、一人前になって・・・・、という思いも強く、

必死に、職人としての技術の習得を行っていたと思います。

 

大工仕事が出来て、初めて、賃金が発生すべきですが、

現在は、半人前でも、賃金が発生します。

 

「丁稚奉公」がある時代は、建築費用を占める人件費が少なく、

大工の手間(人件費)が多い「純和風住宅」を、

一般の方々が当たり前に建築できていました。

 

しかし、現在、「純和風住宅」を建築すると、

あまりにも高額になってしまう状況です。

その為、人件費が少なく簡素化された洋風住宅が、現在の主流です。

 

(システムキッチン等、設備器具が便利になった反面、

設備器具の費用の割合が増えた事も一因あると思いますが・・・)

 

会長の場合、約十年間の丁稚奉公(大工見習い)で、一人前になり、

筑前町(平成の大合併で、三輪町と夜須町が合併)という、

小さなコミュニティーの中での口コミの影響は大きく、

すぐに周知になり、「大工」「棟梁」として、尊敬を持って接していただき、

「やりがい」もあったはずです。

 

田中角栄議員が、議員立法で建築士制度を施行し、

大工として一人前になった会長ですが、

これから、建築士という資格がないと、

昔から、元々、住宅の場合においては、

大工が、設計までおこなっていた為に、

 

設計し、建築許認可を申請する為に、

20代後半から、大阪の建築専門学校(夜間)に入学し、

2級建築士を取得しました。

 

それから、約40年程、注文住宅の設計~大工工事まで、

会長は、一貫してやっておりましたので、尊敬しています。

 

現在の住宅では、建築する事が少なくなりましたが、

純和風住宅で、屋根の反り(そり)、起り(むくり)を

手書きした設計図がたくさん残っています。

 

その後、会長も年齢には勝てず、

大工としての仕事量を減らしつつある2002年、

私(現社長)は、「清武建設」の跡を継ぐ気持ちで、

建設及び不動産業を営む上場企業係長を30才で退職しました。

 

しかし、意見の衝突が始まります。

清武建設の「事務所」というか「大工小屋」ですが、

「会社の看板」を屋外に掲げてなく、

「いい仕事から、次の仕事の依頼がある。」という会長の考え方で、

「会社の看板」は不要だという会長。

 

実際、会長は、看板なし(PRなし)で、

直接、口コミのみで施主からの依頼による、

注文住宅の設計~大工工事までおこないました。

 

40年間、忙しい毎日を送っており、

反論する事は難しい状況です。

 

本質的に、正しい事のように感じますが、

企業として必要不可欠なPRは不要という考えに、

意見が合わず、跡を継ぐ、という事で脱サラしたのですが、

結果的に跡を継いだ事になるのか、微妙な状態で、

福岡市東区箱崎ふ頭にて、支店という形で、

会長にあまり相談する事なく、10坪の広さの事務所でしたが、

「清武建設・博多支店」をスタートし、法人化しました。

 

その後、法人化10年目(2012年)に、

東区箱崎7-2-14へ移転し、現在に至っています。

 

最適と考える家づくりの流れ

~作り手が社会ニーズを変えている現実~

 

この文章を書いている今では、

昔の『笑える』思い出になりましたが、

「いい仕事をすれば、次の仕事も来る。」

企業PRは不要だという会長の考えに悩みました。

 

ガンコな会長ですが、物事の本質を考えると、

確かに正しく、その考えを実行し、

多忙な会長の40年間があり、実証済みです。

 

昔は、大工さんに直接依頼する住宅建築なので、

「屋外看板」は不要ですし、「住宅営業マン」も不要、

最近は、工務店をあっせんするプロ(?)という職業もあり、

ガンコな会長は、その存在理由が全く分からないと思います。

 

会長の考え方は、現在では、極端かもしれませんが、

本質的な考え方としては、謙虚に参考にすべきだと感じます。

 

現在の住宅を建築する過程では、「選択肢」が多く、複雑であり、

建築基準法に従って、「建築許可」を取る為に、

「建築士」という職業は、必要であり、

弊社は、一名の経理担当以外は、全て、「建築士」です。

 

『施主(お客様)』 ⇔ 『建築士(弊社社員)』 ⇔ 『職人(弊社提携のいつものメンバー)』

現在は、このような考え方が良いと、

会長の考え方をヒントに解釈しています。

 

『施主(お客様)』 ⇔ 『モデルハウス』 ⇔ 『営業』 ⇔ 『建築士』 ⇔ 『下請工務店』 ⇔ 『職人』

このような流れになりつつある現在の住宅業界ですが、

 

丁稚奉公」 があった会長の時代では、

『施主(お客様)』 ⇔ 『職人』

 

でしたので、現在は、お客様(施主)との間に、複雑に加わっています。

当然、コストが増える事は一目瞭然です。

 

複雑に多くの人が介在する家づくりは、

作り手側等が主導して、変えてしまった社会ニーズです。

 

多くの方が介在する事は、施主の安心に繋がり、

有益な面もあると思いますが、

近年は、「構造」、「防水」、「地盤」の保険制度があります。

 

10年保証(更新により20年30年・・・・60年)をおこない、

保険会社の所属建築士によって、

基礎工事、軸組・耐力壁の状況、完成状況まで、

細かな検査をおこなう体制が整いました。

 

工務店、住宅会社による品質の差は少なく、

(健康的な素材か否かは会社によって違いあり。)

複雑に多くの方が介在する家づくり必要ありません。

 

また、身近な大工に聞いた話ですが、

大工としての、「いい家を建てたい」という思いは、

お客様、設計者と同じ、あるいは、それ以上なのですが、

 

ハウスメーカーの指導は、お客様と職人が話することは禁止です。

何故なら、職人として、正しい事をお客様へお伝えしても、

営業的には違う場合があるからのようです。

 

会長が、「丁稚奉公」 をおこなっていた時代は、

『施主(お客様)』 ⇔ 『職人』

 

でしたが、『職人』の意見が反映されない昨今は、

不自然な状況です。

その状況は、『職人』の「やりがい」というものが失われ、

木造住宅の伝統文化が失われます。

 

弊社の現状

弊社の状況ですが、一級建築士事務所としての設計業務、建設業と並行し、

宅地価格が高額になりつつある福岡市内(その周辺)において、

多くの方が、手の届く範囲の宅地価格帯を目指した、

分譲地の開発(ミニ分譲)もおこなっています。

 

また、引っ越しまでに必要な諸費用を含めた総額計算、

住宅ローンのシュミレーションもご提案し、

家計に負担の少ないご提案を行っています。

 

現在の会長ですが、 体力の衰えで大工工事はしませんが、

私からの依頼で、現場の片づけをおこなっており、

たいへん感謝しています。


家づくりの原点家づくり相談カウンター福岡

 

実際に家づくりを経験し、

その経験を踏まえた客観的なアドバイス、

お客様の状況に応じた家づくり相談を承っております。

 


家づくり相談カウンター福岡

福岡市東区箱崎 7-2-14kiyotakeビル

株式会社清武建設内

電話:0120-01-5040(火・水定休・GW・盆・正月)